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【戦国BASARA】*月夜の盃 2*【R18】

第1章 再会の意味




「・・ん・・ふぁっ・・」


ピチャ、という、お互いの唾液が絡む音が、静かな広間に響いていた。

政宗殿の舌が絡めば絡むほど、その音は二人の熱を上げていくように追いたてていく。


「あ・・・んっ・・・」


漏れる声は抑えることができない。
その声が響くたび、彼の舌は大胆に動いた。


──政宗殿にも、余裕がなくなっているように感じる。

涼しげな顔をして私の口内を探っていたのに、今は汗が滲んでいて、まるで貪るように口づけてくる。

添えていただけの彼の手は、私の顔を固定するように頭を掴んでいた。

その手で時折髪をクシャッと掴まれるのも、離した唇を何度も捕まえて舌を差し込まれるのも、熱い吐息が絡まるのも、全てが心地良い。


──やがて、名残惜しく唇が離される。

終ってしまうのかと、正直な感情を表情に出してしまった。

そんな私の顔を見て、政宗殿は余裕のない顔で笑う。


「・・・紫乃・・・」

「っ・・・え・・・」


政宗殿の手が、私の装束の胸元に差し込まれた。


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