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銀魂短篇集☆

第1章 手を繋いで【桂夢/甘】


ここは攘夷浪士達が寝泊まりする平屋である

の悩みの種は



「小太郎、起きてよー!」


「…ぐう」

この目の前にいる恋人、桂小太郎が目を開けたまま寝る癖が治らない事である。




「目、カピカピにならないのかな?」



「…ぐーぐー」

耳元で
「早く起きてってば!」


大きな声を出してみたものの起きやしない!

本当にどうなってんの?君の体は!?



仕方ない。


背に腹は変えられないわ!


許してね!

意を決して息を大きく吸い込み
ガッツポーズで気合いも入れる


「大好きだよ!起きてよーヅラ!」


「ヅラじゃない…桂だアアア!」



よっし!作戦成功!
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