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先生、好きです。【R18】

第6章 もう1人


颯太side

「おはようございます。」

「おはよう。」

新学期が始まり、校門を次々と見覚えのある生徒がくぐっていく。
そろそろ遅刻の時間だな。

「颯太先生。」

「ん?」

「おはようございます。」

「お、おう。おはよう。」

誰だ?
てか・・・何今のイケメン!

え?
俺の事下の名前で呼んだ?

『僕も下の名前で呼んでも』

「・・・あー!伊藤!?」

すごい変わったな・・・
眼鏡もしてないし。
髪型も。
気のせいか少し明るく見える。

あいつ・・・隠れイケメンだったのか?
けどなんでまた?
ただのイメチェン?

「颯太、おはよ。」

「お、宏おはよ・・・って遅刻ギリギリじゃねぇか。」

「まだ間に合うから問題ない。それより何見とれてんの?」

「違う!////」

「・・・嘘下手くそ。まぁ確かに顔立ち整ってたし。周りの女子もずっと見てたから無理ないか。」

だからそんなんじゃないって・・・

予鈴のチャイムが鳴る。

俺も職員室に戻り朝礼を済ませて教室に向かう。
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