第2章 回る廻る巡る
(視点・幸村)
幸「本当だ外国だね」
たしかにこれは日本じゃないな…。
見えた町は明らかに日本ではなくて。
この時間でも人が少し歩いており全員金髪や茶髪、赤毛の人も居る。
でも当然のように黒髪は居ない。
…ここ何処だろう?
うーん………!!近くに人の気配!
皆すぐさま気配を消して隠れる。
どうやら近くの裏路地からみたいだね。
不「裏路地だね…」
海「そっすね…」
切「部長…」
赤也が眉間に少し皺をよせて呼んでくる。
幸「?どうしたの赤也」
切「本当に微かになんすけど…
人の気配の方から血の匂いが…」
血の匂い…か。
俺にはわからないし、他の奴らも気づいてないみたいだ。
でも赤也はこの中ではずば抜けて嗅覚が良くて、血の匂いなどには鋭い。
そんな赤也が微かにと言うなら本当に微かなのだろう。
しかし血の匂いか…。
幸「今の人の気配が怪我をしてるのかなー?」
切「たぶんそうっす
微かなのは他の匂い…香水とかそういうので掻き消されてるからじゃないっすかね」
赤也が報告してくれた事を他の3人にも言う。
不「…どうする?」
仁「そうじゃな
どうするかのぉ…」
幸「いや、実はさ
どうやら人間として生活してる間にずいぶんお人好しになっちゃったみたいなんだよね」
海「それって…じゃあ助けますか?」
幸「うん、助ける」
切「はいはい!俺も賛成っす!」
仁「大声出すんじゃなか
俺も賛成じゃ」
不「僕も賛成だよ」
5人「じゃ、いざ人助けしますか」
まさか、この5人で人助けする事になるとはね。
魔界の奴らが聞いたら驚くだろうな~。
魔王2人に死神2人、悪魔1人の人助け。
それは出会いをよぶ。