第2章 回る廻る巡る
―???―(視点・幸村)
不意に意識か浮上する。
肌に感じる涼やかな風が心地よい……って…あれ…窓開けっ放しだったっかなぁ…?
うーん?
…なんか空気が美味しい…。
森の匂い…背中が湿ってる…何より…ふかふかの布団じゃない…?
不「ん…
ふぁ……あれ?」
周助の声だ…。
まだ寝惚け気味の脳を無理矢理働かせ目蓋を開ける。
幸「不二…?」
不「!!幸村じゃないか!」
やっぱり周助だ。
でも、なんで俺の家に…?
俺は1人で寝たはずだし、周助の家は東京なのに…。
力でも使ったのかな。
海「…?
幸村さんと不二先輩…?」
不・幸「海堂!?」
おかしい…。
なんで薫まで居るんだ?
薫はバレないように力は全く使ったことが無いのに…。
幸「不二と海堂…いや周助と薫はなんで俺の家に…?」
不・海「いや精市(さん)こそなんで僕(俺)の家に…」
不・幸・海「……………」
…3人で顔を見合わせる…。
相変わらず不二と海堂のキューティクルがすごい。
……じゃなくてって!?
周りを見ると…木。
木、木、木、沢山の木。
明らかに森だ。
海「…どうゆう事っすかね?」
幸「俺は力を使ったりしてないよ?」
不「僕も」
なんでだろ…?
仁「……ここはどこぜよ…」
不・幸・海「仁王(さん)まで!」
仁「!おまんらも居たんか
ここはどこじゃ?」
不「それが僕らにもわからないんだよね~」
仁「なんじゃ、おまんらでもわからんのか?」
幸「うん、でも見たことない場所だよ」
海「俺もっす」
不「僕も」
……皆知らないのか。
本当に何処だろう。
うーん…。
足を投げ出して手を後ろについた…暖かい…。
幸「暖かい…?」
海「え?」
それなりに固いし…。
試しに力を入れてみる。
幸「えいっ!」
「ぐえっ!?」
4人「……」
……カエルが潰れたような声が…。
でもこの声って…。
切「なっ…なんっすか!?」
4人「赤也…」
切「えっ?えっえっ?」
やっぱり赤也か…。