第3章 出会っちゃいました
―路地裏―(視点・幸村)
路地裏について怪我した人を見つけたんだけど。
その人、固まっちゃった。
え?理由?
そんなのちゃーんと解ってるよ?俺の美貌でしょ。
俺は天然だとか鈍いだとかじゃないからね、
ちゃんとした確信犯だよ。
照れ隠しに林檎とか潰しちゃうのはうっかりだけどね☆
と、そんなことを考えてたら目の前の人は我にかえったみたいで、
「携帯貸してくれ!」
ってすごい勢いで頼まれた。
幸「携帯持ってないのかい?」
?「さっき壊しちまったんだ」
携帯を持ってないのか聞いたらすごい眉間に皺を寄せて答えてきた。
まあ、壊れてるのは怪我してるし予想はしてたけど、
なんでこんなに焦ってるんだろう。
俺はいい子だから(魔王だけど)携帯くらい貸してあげるけどね。
幸「はい」
?「…サンキュー」
携帯を貸すと小さい声で礼を言って、直ぐ様何処かに電話をかけだした。
普通の人間なら聴こえないだろうけど、俺達にはバッチリ聴こえてる。
プーップーッ
トゥルルルルトゥルルルルトゥルル…
?《はい》
?「十代目!俺です!」
?《獄寺くん!!》
どうやら倒れてた目付きの悪い人は獄寺って名前みたいだね。
十代目ってことは偉い人なのかな?
獄寺って人も敬語だし。
でも、この十代目って人穏和で争いとか好きじゃなさそうだ。
社長って仮定したとしてもあんまお金とかの欲とかなさそう。
獄「と、簡単に説明するとこんな感じです」
あ、聴いてなかった。
まあいいか。
十「わかった、獄寺くん今どこ?」
獄「今は○○○○、○○の裏路地に居ます」
十「今から迎えに行くよ」
獄「しかし………っ!」
実はちょっと前からしてた人の気配はこっちに近づいて来てる。
獄寺って人の反応からしてたぶん追っ手かな?
周助達もざわざわしてるし。
獄「っ十代目切ります!…ピッ
お前ら!携帯返すし逃げろ!」
えー…w