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【NARUTO】スケアさんとの恋

第11章 S級任務の帰り道


S級任務は、ガイやアスマ、紅が一緒だったから、無事に任務を遂行した。

しかしながら、S級任務…身体へのダメージが半端なかった。

皆ヘトヘトで、
少し休憩していた。


ガイが、ふいに思い出したように私に話しかけてきた。

「、ちゃんとカカシに言ったのか?」

「言ったよ?ガイのステキなアドバイス通りに。ドン引きだったけどね。」

その言葉にガイは大笑いしている。

「そうだろうな。絶対しないだろうな、アイツは!」


あの時、
ガイのアイデアを聞いて、
想像したら、何だか笑けた。

でも、それをされたら、私は間違いなく恋に落ちると思った。

だから、試しに言ってみた。

一から、もう一度…
彼と、やり直ししたくなったのだ。



カカシと…もう一度、初めから。





「何々⁈気になる!、何の話?」
紅が恋バナだと感知して食いついてきた。

「カカシに、口布を取ってデートに誘って欲しいって言ったの。」

紅は、私の言葉に
少し呆れたように答えた。

「カカシが口布を取るわけないでしょ?人前でなんか絶対無いわね。賭けてもいいわよ、無い無い。」

「まぁな、アイツは本当に口布取らないよな。俺だってチラッとしか見た事がないからな。」

アスマが紅に続いて、呆れたように答えている。


「あとね…スパイ大作戦のような愛の告白して欲しいって伝えたんだよね。」

追加事項のように言えば、
ギャハハハと、S級任務帰りの休憩中だとは思えない爆笑が沸き起こった。

「うわー、絶対無いな。カカシがそんな事したら嵐が来るぞ。無い無い、俺も賭けるぜ。」

アスマは可笑しくて、思わずタバコを落としそうになっていた。

紅も笑い過ぎて、お腹を押さえている。

「笑いすぎてお腹痛いって!やめてよ、そんなキザな事、彼が出来るわけないでしょう?」


アスマと紅は肩を震わせ、
まだ笑っている。


「もういいよ……やらないってわかってるよ?私だって、もう来ないって、諦めてる。」

カカシはやらないって分かっている。私の事を多分呆れてる。


結果は見えている。
期待なんかしていない。


阿吽の門にカカシがいなくても
私は傷つかない。


気にしない。
分かりきった事なんだから。



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