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【NARUTO】スケアさんとの恋

第6章 映画館へデート



場内にアナウンスが流れ始め、照明が徐々に暗くなり、スクリーンに映像が流れてきた。

映画がはじまる。
今日の映画は大人気ヒット作品の、シリーズものだ。

今回は二作品目である。
前回はカカシと来たのだ。

次の日に早朝から任務だった事もあり、その時はすぐに帰った。

スパイ大作戦を映画にしたもので、不可能な任務をスマートにこなしていく。

派手なアクションと完璧でスマートな主人公が魅力的だ。
音楽もアップテンポな曲で、
一気にテンションが上がる。

期待に胸を膨らませながら、
最初にいつも流れる、
映画のCMを見ていた。

不意に視線を感じて横を見れば、
スケアさんと目があった。

不思議に思い、笑いかければ、
スケアさんも笑ってくれた。


スケアさんが、私の方へ
小さな声で耳打ちをしてきたので、スケアさんの方へ耳を傾けた。

耳元に小さな声が聞こえる。

「始まるね、、楽しみだね。」

「はい、新作ずっと楽しみにしてたんですよ。前回が、凄く面白かったので。」

私も小声で話せば、スケアさんも、そうだねって言ってくれた。

平常心を保っていたように
見せていたが…実は内心、
バクバク鳴っていた。


耳元で囁かれて、
スケアさんの声がまだ耳に残っている。

ふと肩が少しスケアさんに触れているのに、気がついた。

悪いと思って、座り直して、少し離れようとすると、スケアさんがこちらに気づいたようだ。

「気にしなくていいよ。映画館だから触れるのは当たり前だよ。ね?」

そう小声で言いながら自然に恋人にするように、スケアさんは私に手を繋いできた。

「っ!?……スケア…さん?」

(映画館って、手も繋ぐのが当たり前なんですか⁈)

戸惑っていると、スケアさんに
スクリーンに本編が始まることを教えてもらい、前を向いた。

触れる場所が熱を帯びる。
スケアさんを近くに感じ、幸せな気分を味わいながら、映画を見た。


(来て良かった…最高…!)



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