• テキストサイズ

お気に入り 【黒執事】

第12章 新しい人生


「あ、アンダーテイカー。」

「ん〜?」

「…シエルが…悲しんでる…から…。」

「…から、どうしたんだい?」

「も、戻してあげて。よくわからないけど、シエルの言う通りに」

「ナツキ、それじゃあ話が違うじゃないか。」

「え…?」


アンダーテイカーは私を強く抱きしめた。


「ナツキ、君は何が起こったのか、理解できていないと思うけど、小生が君の魂を戻したんだ。」

「たま…しい…?」

「そう。」

「シエルは…戻さない方が良かった…の…?」

「っ…あぁ…。」

「…じゃ、じゃあ…魂を…また戻せば」

「それはダメだよ。」

「え…?ど、どうして…?」


私が聞くと、アンダーテイカーは少し考え、答えてくれた。


「小生が困る。」

「え…?」

「魂を戻すのには…そうだなぁ……3日はかかるんだよ…。」

「そ、それでもいいから、戻してほしい…。」

「ふぅん……別に…かまわないけど、ナツキは好奇心が旺盛だからねぇ。この3日、余分なことを知らないといいけど。」

「余分な…こと?」

「そう。だから、3日間は外に出ないようにしないとねぇ…。」
/ 246ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp