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*Forbidden Love*【R18】

第2章 来栖 龍之介・壱





「昨日散々瞳さんとシたんでしょう?それなのにこんなに大きくさせて…」

「マ、マジでやめろって…」

口ではそう言うが、本当は泉に奉仕してほしくて堪らない。
そんな俺の心の中を見透かすように彼女は俺のモノを撫で続ける。

(仕事なんか後でいい…このまま一度……)

けれどそう思った矢先、不意に泉の携帯が音を立てた。
「…あら残念」と呟いて俺の膝から下りた彼女は、何事も無かったかのように電話に出る。
そして1分程相手と話した後電話を切った。


「社長すみません…お客様がお見えになったのでお迎えに行ってきます」

「…え……おい…」

「…続きはまた今度」

「……、」

意地の悪い笑みを浮かべた彼女は、そう言って部屋を出ていってしまった。

(…アイツ……絶対わざとだろ…)

あの泉が人との約束を忘れる事なんてまずない。
この時間に来客がある事だって予め分かっていたはずだ。
それなのに俺を煽るような真似をして…

(新手の放置プレイかよ…!)

結局俺は、この後独りトイレでヌく羽目になった…













「それではお先に失礼します」

「………」


それから数日後の金曜日…
週末の夜は泉と過ごす事が殆どだったが、今日は"先約がある"と言って彼女はさっさと帰ってしまった。
当然彼女との夜を期待していた俺は、約束をすっぽかされたような気分になって…

(何だよ先約って…)

別に俺と泉は正式な約束をしていた訳じゃない。
それでも、俺じゃなく別の人間と会う事を優先させた彼女に憤りを覚える。
…とその時、胸ポケットに仕舞っていた携帯が振動した。


「っ…」

ディスプレイに表示されていたのは、"瞳さん"の文字。
この間会った時に互いの連絡先を交換していたのだ。
まさかこんなに早く連絡してくるとは思ってもいなかったが…


「…もしもし、来栖です」

『良かった…電話に出てくれて』

「……、」

『…ねぇ、これから会えない?私この間のホテルに泊まってるの…』



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