第3章 告白の後の話
少しだけ唇を離して
頬が赤く染まる彼が私を
見つめながら呟いた。
「どうでもいいわけじゃない。一度だって、お前の事をそう思った事は無い。」
その瞬間、
ああ、
カカシは私を慰めに入ったか
と、沈む気持ちを感じた。
自分の目が落胆の色に
変わるのを感じた。
それでも彼は続けた。
「お前の事をそんな風に見ていないのは確かだ。
だけど、は大切な俺の仲間だ。どうでもいいわけないんだよ。」
「アスマや紅や、ガイと同じってことでしょ?」
もう慰めなんて要らない
辞めてほしい
ぶっきら棒に聞くが彼は少し困った表情を浮かべている。
「ああ、そうだな。同じだよ。
でも、お前に対して少し違う態度を取っていたのは確かだ。
実力がある癖にミスが多いからな。」
何がいいたいのだ。
キスの意味もわからない。
少し困惑した表情を浮かべると
気がついたのか、また口付けを始める。