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DeadbyDaylightその他ホラゲ 夢小説   短編

第11章 ハリー 【ホラー映画】


今日は良い日だ

食材が安く売られ、ホクホクしていたところ大好きなモデルの人が近くで撮影をしていた
しかも話しかけられてサインも貰ってしまった





海外に引っ越して最初は大変だったけどじょじょに慣れていって今では生活が楽しい


1つ除いて、ね



でも今は幸せ!
ルンルンしてカップにミルクティーを注ぐ


棚からクッキーを取りだしソファーに座る





し・あ・わ・せ
と思っていた矢先にドアからガギンッと嫌な音がした

ゲッと思い急いで玄関に急ぐ

待ち構えていたのはガスマスクを被った鉱山服の男だ
この男はハリーと言って結構ヤバイ奴である


生きるために同僚の肉を食らうなど数々のエグイことをしてきた男だ


『あぁ!ダメって言ったじゃないハリー!』


この男は無断でドアを壊して侵入してくる私の敵だ

毎回ツルハシで壊して入ってくるから直すのが大変で悩みのひとつだ
彼は普通に入ってくるという常識を知らないのか?


初めは自分もビックリした
知らない人がドアを壊して入ってくるんだから心臓が飛び出るかと思った


何しに来てるのか分からないけど たまに お風呂に入り、食べ物を食べていたりと自由人である



『もう!壊すのは止めてって何回言えば分かってくれるの!?
それに貴方の家じゃないんだから勝手なことしないで!』



叱っている私を無視してスタスタとリビングに歩いていく

…私、そろそろ泣きそう



そもそも何故ハリーを知っているかというとこの男が自ら私の気に入ってた机に名前をツルハシで書いて(彫って)きたからである

なので調べてみたら酷い情報がバンバンと出てきた訳である


なんで殺人鬼が私の家に居るのよ…



『はぁ…』



「おい、早く飲まないと冷めるぞ」



『うるさいわね!アンタのせいで飲めなかったんだってば!』



ガジガジと頭をかいてカップを奪い取る

ぐっと飲んでゴホゴホとむせた


『がはっ、くっそぉ…』



「急いで飲むからだ」



『元はアンタのせいで…ごほっ』




相変わらずムカつく男だ
普段は無言なのだがこいつの機嫌が良いときは喋ってきたりする


つまり今こいつはご機嫌なのだ


私は不愉快でいっぱいだけど
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