• テキストサイズ

【黒子のバスケ】ブルーな愛情

第16章 【番外編】*merry Christmas*






「さつき!?どうしたの?」

「おはよう瑠衣!今日はボランティアしに来たよ!」

「ボランティア?」


私が怪訝な顔をすると、悪戯っぽい笑みを浮かべながら耳打ちしてきた。


「青峰くんとのデートの為のボランティア♪」

「なっ……!」


何でさつきが知ってんの!?
思わず口から出そうになった叫びを何とか飲み込み、さつきを見た。


「ふふっ、びっくりした?朱里ちゃんから聞いたの!」

「…お姉様は人のプライバシーを何だと思ってんだ」


服貸してくれた恩はこれでチャラだわ。
大きく溜息を吐くとさつきに苦笑された。


「でも、そのおかげで私が来たんだし!ね?」

「そういえば、さつきは何しに来たの?ボランティアって言ってたけど…」


そう問うと彼女は持っていた大きなカバンからガサッと何か取り出した。


「本日はヘアメイクを担当します!桃井さつきです!」


ブラシやマスカラを手にしながらニッコリ微笑むさつきに、私は乾いた笑いを零すしかなかった。

ヘアメイク無しで行くつもりだったことまでバレてるし…。

グッバイ、私のプライバシー…。



/ 156ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp