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【黒執事】スノードロップ【死神・裏】

第11章 優しさと嫉妬のオレンジ色


ロナルドは深く挿入したまま、私の背中へ幾つものキスを落とした。
その一つ一つが、再び私を快楽へと誘うようだった。

「このまま、ずっとクロエと繋がってたい」
「……うん」
「でも、ヤベェ……やっぱり……俺」

気付いたときには、彼の腰は動き始めていた。

「……少し、また……無理させるかも」
「ぁ……んっ、ぁ……」
「俺……やっぱり、止められない」

先程よりも激しく打ち付けられる。
襲ってくる快感の波に呑み込まれるようだった。

「クロエ」
「はぁ、はぁ……っ……ん? ……あっ」
「クロエ、……ッ大好きだよ」
「私も……ロナ、ルド……大っ、好き」

部屋中に二人の喘ぎ声と腰を打ち付ける音が響いていた。
私はもう、この快楽から抜け出せる気がしなかった。

「……クロエ、俺……もう限界ッ……」
「んぁっ……う、んっ」
「ぅ……ハァ、ハァ……イって良い?」
「うん……っ」

ロナルドの動きに激しさが増した。
私の体は更に快楽へと導かれた。

「……あッ……ィクッ……イ、ク……ッ!!」

そして彼は果てた。
私はそのままベッドにうつ伏せで倒れた。
ロナルドは私の横に寝転がり、私の頭を撫でた。

「クロエ、大丈夫?」
「うん」

横になったまま軽くキスを交わした。

「スゲェ気持ちよかった」
「私も」
「疲れた?」
「うーん、少し」
「そっか」

私達は起き上がり、服を着直した。
ベッドの上を整えてから、改めて布団の中へ入る。
私はロナルドが伸ばした腕の上へ頭を乗せた。
ロナルドはもう一方の手で、また私の頭を撫でた。

「寝られそう?」
「うん」

暖炉の炎が、部屋の壁を揺れる光でオレンジ色に優しく照らしているのが見える。
私は押し寄せる眠気に引き込まれていった。
眠りに落ちる直前に、ロナルドが私の額に口付けるのが見えた気がした。
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