• テキストサイズ

せんせい

第8章 8



「わかりません。」


「何で?友達でしょ?」


彼女は隣の席の机の上に座って膝の上で頬杖をついた。


「何にも知らないわけ無いじゃん。隠してないで教えてよ」


彼女を無視して、鞄から筆記具と教科書を取り出す。


「ねえ?」


はあ。しつこい人。

馴れ馴れしいし。

私、貴女の名前も知らないんだけど。



「ねえってば!」


乱暴に腕を掴まれた。

教室の中にいる人たち全員が私たちを見てきた。


/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp