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イケメン戦国 短編集 R18

第7章 あんたは全部、俺のもの (家康×舞)


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舞が恥ずかしそうに手を差し出すと、家康は舞の手を掴み、しっかりと握り返した

「覚えておいて。この手も、瞳も、唇も、身体も、全部俺だけのものだから。勝手に触れさせたりしたら許さない」

「い、家康…っ」

「わかった?返事は?」

「う、うん……」

いつにも増して独占欲の強い家康に戸惑いながら、舞は頬を真っ赤に染めてこくりと頷いた

「あーもう、無理!何でそんなに可愛いの。反則」

家康は、繋いだ手をグイッと引っ張り、舞を腕の中に閉じ込めた

優しく頭を撫でながら、吐息を洩らす

「言っとくけど…今日はずっと離してやるつもり、ないから。覚悟してよ」

「家康…っんんっ」

唇が重なり、身体中が溶けそうなくらい熱くなっていく

何度も口付けを交わした後、家康は熱を帯びた瞳で舞を見つめながら、優しく微笑んだ

「舞、愛してる」

「っ、私も…っ、愛してるよ…」

「うん。でも、俺の方が舞よりずっと愛してる。何があったって、絶対に離してなんかやらないから」

お互いの想いを伝えあって、離れていた分の寂しさを埋めるように抱きしめ合う

舞の顎を掬い上げ、チュッと触れるだけの口付けを交わすと、家康は手を繋いだまま再び歩き出した

「さ、三成を探すよ。さっさと終わらせて、今日は舞をとことん甘やかすって決めた」

「っ、家康…っ、ちょっと…っ」

「駄目。あんたは黙って、俺に愛されてたらいいから」

少し意地悪な、でも熱のこもった言葉にドキドキと胸が高鳴り、鼓動が速くなってゆく





その日の夜、離れていた時間を取り戻すかのように、散々甘やかされて、ぐずぐずになるまで蕩けさせられて、家康の愛を沢山注がれた舞

満たされる感覚に微睡みながら口付けを交わし、深い眠りへと落ちてゆく

そんな舞を抱きしめながら、家康も重い瞼をそっと閉じた


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