• テキストサイズ

イケメン戦国短編集

第9章 交換留学?(義元の章)


翌朝、忍は褥の上で呆然としていた。
忍「え・・・ここ私の部屋じゃない・・・
    それに裸・・・?」
忍は必死に記憶を思い出そうとする。
義元「おはよう」
そんな忍に義元が声をかける。
忍「お・・・おはようございます・・・
    あのなんで自分はここに・・・
    あとこちら見ないでください」
忍の言葉に義元はきょとんとする。
義元「覚えてないの・・・?」
忍「あの・・・
    自分は何かしでかしたんでしょうか・・・?」
義元「あんなにかわいく啼いていたのに惜しいなぁ・・・」
かわいく啼くという言葉に徐々に昨晩の痴態を思い出し、
忍の顔が羞恥で赤く染まっていく。
義元「あ・・・思い出したかな?」
忍「あ・・・あの・・・
    こ、これはなかったことには・・・」
義元「うーん・・・そうしてあげたいけど無理かな」
忍「な・・・なぜ・・・っ」
なぜですかという言葉を義元は口づけで封じ込めた。
義元「・・・気になる女の子の・・・
   あんな姿忘れられるわけないだろ」
いつもの色気を含んだ声ではなく、獲物を狙う雄の声で、
義元は忍の耳元でささやく。
義元「・・・美酒ご馳走様。
   今度は越後の酒でさせてね?」
忍「――――――っもうしません!!」
義元「残念」
義元は笑いながら、
忍と自身の朝餉を取りに出かけるのだった。
/ 660ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp