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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第27章 貴方以外の※裏


「それで良いですよ」

きちんと抵抗して嫌がってください、と蜜口に舌を這わせて…

「っ…やっ、ァ…」

抵抗、するわけがなかった。
だって私は……今この人に慰められたいって、思ってしまったから。
無理矢理ヤられたせいだって、言い訳をつけるために沖矢さんが手首をタオルで縛った。
…泣きながら喘いで、…沖矢さんの熱が…昂りが蜜口に当てられて、濡れてしまうことに情けなくて泣いてしまう。
嫌だ、と言えば…その調子だと優しく褒められて。

「…初めてですね、貴女がこんなにも…熱く求めてくるのは」
「もと、めて…ないっ」
「…ええ、そうですね」

しがみついて腰を揺らして、口付けて。
挿入された陰茎は、零とは…違っていて。
大きくて、…苦しいと言えば、一人の男しか知らないせいだと囁かれて。

…そう、私の体は…零しか知らないはずだった。
なのに、…

「お、き…ぁっ…ナカ…っ…もっと突いてぇっ」

気持ちよくて。
零じゃない人なのに。
沖矢さんに跨って、腰を揺らす。
…それが騎乗位だと気づくのは、全てが終わってから。
キスをして、腰を揺らしてもっともっと欲しいと求めては沖矢さんが抱きしめてくれた。



「シャワー、浴びますか」

沖矢さんも私も…ほぼ同時に達して、避妊具に吐き出した。
力が抜けて抜かずに抱きついていれば、優しい声で訊ねてきた。

「…………先に、入ってきても良いですか」
「駄目です、今の貴女はロクな考えをしなさそうなので」
「もう大丈夫ですよ」
「貴女の大丈夫ほど、信用ならないものはないですね」

死ぬつもりですか、と笑われて。
……涙が出てきた。
そうだ…死にたいんだ、私。

今回のことで間違いなく零の足手纏いになった。

死にたいんだ。

「…顔見たらわかりますよ」
「駄目ですね…どうして、こんな時にそばにいてくれるのが沖矢さんなんですかね」
「彼が組織の人間だからですよ」

それでも一番そばにいたいはずだと…慰めてくれる。
嘘でも良い…
そう、零が思ってくれると思えば…

「沖矢さん…シャワー、浴びたいです」

はい、と頷いて…膣内から抜かれた。
軽くしがみついて声を堪えれば、笑われて。

…どうして、この人は私を救ってくれるのだろう。
協力者にしたいから?

この人は何者なのか、
真正面から聞いたら…教えてくれるのだろうか。



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