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*恋人はインキュバス*【R18】

第2章 夢か現か





律動を繰り返しながら私の唇を貪る彼。
声も呼吸も全て奪うように…
これが彼の言う"精気を喰らう"行為なのだろうか…?
…何だか頭がクラクラしてきた。


「…落ちるのはまだ早いぜ?」

「ぁっ…!」

繋がったまま抱き起こされたかと思えば、そのまま彼の膝の上に座らされる。
さっきよりも更に深い所で彼のモノを感じ、飛びそうだった意識を無理矢理呼び戻された。


「ぁっ、ぁっん…だめぇ…っ…」

下から突き上げられる度、はしたなく漏れてしまう声。
繋がったアソコが熱くて気持ち良くて堪らない。
初めてのHでこんなに感じてしまうなんて…


「…どうだ、気持ちイイか?」

「っ…」

「ふ……本当に強情だな」

答えない私にそう笑った彼は、少しだけ体勢を変えて別の場所を突き上げてきた。
ソコはさっき見つけられてしまった私の弱い部分…


「ひぁっ…」

「これでもまだっ…、意地張るつもりか…っ…?」

「ゃっ…、ソコっ…!」

目の前がチカチカする程の強過ぎる刺激。
無意識に腰を引こうとすれば、逃がすまいとばかりにがっちりホールドされる。
その体勢のまま何度か突き上げられた私は、体を震わせながら二度目の絶頂を味わった。
まるで糸が切れた操り人形のように、くたりと彼の体に寄り掛かる。

私の意識があるのはそこまでだった…










「ん…」

次に目を覚ました時…
窓の外はすでに明るく、カーテンの隙間からは淡い光が射し込んでいた。

(…朝……?)

気怠い体を起こすと共に蘇ってくる昨夜の情事…


「っ…」

思い出して顔も体も熱くなる。
けれど私はしっかりパジャマを着ていて、引き裂かれたはずの下着も元に戻っていた。

(やっぱりアレはただの夢…?)

例えそうだったとしても、私はなんて厭らしい夢を見てしまったんだろうと自己嫌悪する。
それと同時に、夢であった事にひどく安堵した……しかし。


「ッ…」

ふと下腹部に覚えた違和感…ベッドを出て慌ててトイレへ駆け込む。



「な…、何これ……」

それは思わず声に出してしまう程の衝撃だった。
私のアソコから、白くドロッとした液体が大量に溢れてきたのだ。

(…コレってまさか……ううん、そんなはずない!)

だって昨夜のアレは全て夢の中の出来事なのだから…



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