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あなたを守るために

第6章 壊された休日



席に案内してもらい座る


梓「何にしますか?」


梓ちゃんが注文を取りに来てくれた


『えーっと、じゃあいつものハムサンドと紅茶ください
紅茶は…』

梓「紅茶はホットでストレートね!」

『さすが』

梓「かしこまりました〜」


私は来るのを待つ
すると、電話がかかってきた
着信相手を見てため息が出る


(今日オフなの知ってるでしょ)


とりあえず出る


『何?』

ジン「仕事だ」

『あたし今日オフだから無理
それに…あんたに指図される覚えはないけど』


そう言って切った


ハムサンドを置かれる
ハッとして持ってきてくれた人を見ると零くんが立っていた


《ハムサンドです》

『ありがとうございます
えっと…もしかして今の聞こえました?』


恐る恐る聞く


《聞くつもりではなかったんですが…》


恥ずかしいところを見られてしまった


《お仕事の電話ですか?》

『そんなところです
お恥ずかしい所をお見せしてしまってごめんなさい…
忘れてください
ハムサンド美味しそうですね!
いただきます!』


少し強引に会話を終わらせて
持ってきてもらったハムサンドに手をつける


『あれ?何か前のと味が違う…』

《あっ!お口に合いませんでしたか…?》

『いいえ!そうじゃなくて…
前のハムサンドより好きです!
すっごく美味しい!』

《それ僕が作ったハムサンドなんです
お口にあったならよかった(ニコッ》


顔の温度があがる


(あの時と変わってない
あたしが好きになった笑顔のままだ)


《あれ?今度は咲綾さんが赤いですね
熱でもあるんじゃ…》


そう言って、私のおでこに自分のおでこをくっつけてきた


(っ……!)


恥ずかしくて死にそうな私に声がかけられる


??「わぁー!ラブラブだね!」


私と零くんは声のする方に顔を向けた


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