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あなたを守るために

第6章 壊された休日



ミステリートレインから帰って、眠っていた私は目を覚ます

時刻は11時
窓から太陽の光が零れている


『…よく寝た…』


ベットから出て浴室に向かう
簡単にシャワーを浴び着替える

今日はオフで予定もない
けど、変装はしっかりする


(お腹すいた…)


冷蔵庫をあけるが何も入っていない


(………)



『久しぶりに行こうかな…』


私は久しぶりのその場所に足を向かわせた

着いた場所は喫茶ポアロ
ここには私に良くしてくれるマスターと店員の梓ちゃんがいる


(ここに来るの久しぶりだ〜
最近、忙しかったから)


ドアをあける


梓「いらっしゃいませ!あ、咲綾ちゃん久しぶり!」

『梓ちゃんも久しぶり〜!』


と、挨拶をして少し話す
すると後ろから声をかけられた


《いらっしゃいませ》


私はその声を聞いて固まってしまうがすぐに平常心に戻し、梓ちゃんに聞く


『新しいバイトさん?』

梓「そうなの、こちら安室透さん
咲綾ちゃんが来てない間に新しく入ったの」

梓「そして、こっちが成瀬咲綾ちゃん
ここによく来てくれる常連さんなんです
今日は久しぶりなんですけどね」


梓ちゃんがお互いを紹介してくれる


『よろしくお願いしますね』

《えぇ、こちらこそよろしくお願いします
とても綺麗な方ですね》

『ふふ、お世辞でも嬉しいです
ありがとうございます(ニコッ』

《…っ!///》


零くんの顔が赤くなる


『あれ?大丈夫ですか?
顔が赤いですけど熱でもあるんじゃ…』


心配して顔を近づける


梓「きっと咲綾ちゃんの笑顔が可愛かったから照れてるのよ
ね!安室さん!」

《え、い、いえ…えっと…》

『ほら、安室さん困ってるじゃない
そんな事ないですよね?
梓ちゃんが変なこと言ってごめんなさい』

《変な事じゃないですよ
可愛いです!》


と、ムキになって答えるとしまったと言う顔をする


《あ、違います!いや、違わないんですけど…
違うんですよ!》


焦って何を言ってるか分からない
でも、今度は私が照れる


(可愛いとか…初めて言われた…)


すると、梓ちゃんが無反応の私の顔を見て


『今度は咲綾ちゃんが照れてる〜!』


と、からかう


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