第4章 取引き
コナン君が誘拐された事件から数日
私はまた、帝丹小学校の前に立っていた
すると、学校から目的の人物が出てくる
『やっほ〜、久しぶり』
あゆみ「あ、咲綾お姉さんだ♪」
光彦「今日はどうされたんですか?」
すんなり受け入れる三人に対してコナン君と灰原ちゃんはいい顔をしていない
『んー、今日はね〜…
コナン君と灰原ちゃんに用があってね
だから、二人借りてくわ』
あゆみ「えー!ずるーい!あゆみも行きたい!」
『ごめんね〜、とっても大切な用事なの
それに……』
元太「それに、何だよ」
私は人差し指を顔に近づける
『子供には内緒』
元太「ちぇ
つーか、コナン達も子供だろ」
私は言葉に含みをもたせ、威圧的に答える
『彼らは特別よ、あんまりしつこくしないで?』
子供たちが一歩後ずさる
(おっと…いけない)
『それに、また今度遊びに来るから
今日は我慢してくれる?』
いつも通りに戻った私に安心する子供たち
あゆみ「分かった!楽しみにしてるね!」
元太「うまいもん食わせろよ!」
『おーけー!
じゃあ、行きましょうか?
コナン君、灰原ちゃん…(ニコッ』
コナン「僕達は行くなんて一言も言ってな…」
私はコナン君の言葉を遮る
『行くわよね?』
チラッと子供たちの方を見ながら言うと二人は不本意そうだが大人しく車に乗る
そのまま車を走らせた