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あなたを守るために

第2章 興味から知る正体



先に三人を降ろし、車の中には私とコナン君と灰原ちゃんだけになっていた
私はもう組織の顔に戻る

沈黙を先に破ったのは私


『まさか、こんな所で会えるとはね
裏切り者のシェリーちゃん』


シェリーの顔色が悪い


コナン「なんのつもりだ、このまま組織に連れていくつもりか!」


声を荒らげるコナン君


『私、大声で話されるの嫌いなの
もう少し静かに話して、コナン君。
いや、工藤新一の方が正しいのかな?』


コナン君がハッとした顔になる


『へ〜
半信半疑だったけど、その反応を見たら間違いないか〜』

コナン「子供の姿になってるのに何故おどろかない?」

『こんな組織にいるからでしょうね』

シェリー「組織に連れていくならあたしだけにして!
工藤くんは関係ないわ!」

『そうはいかない
見つけたものは全てあの人に報告するのがルール
それとも……
ジンに報告してほしい?』


シェリーが口を閉ざす


『ふっ、そんな反応されると今すぐジンの目の前に連れていきたくなる
でも、今日は連れて行かない
さっきも言ったけど悪いようにはしないわよ
思わぬ収穫だけど報告はしない』

コナン「報告しないだと?!何故だ!?」

『君はいちいちうるさいね
あたしは大切な物のために動いてる
だから、報告しないだけよ』


ふっと私は笑う


『高校生になんか分からないわよ…』


私は、ボソリと呟く

その後、私は二人も送り届けて自宅へ戻った
すぐ、変装をはずす


『ふぅ〜…疲れた…
まぁ、でも大きい収穫か』


私はパソコンに向かいまとめる

あの姿のことを知っているのはシェリーを匿ってる
阿笠博士
工藤新一の両親、工藤優作と有希子
大阪の高校生探偵、服部平次

そこまでしてパソコンを閉じる


(これが彼のもしもの時に役立てばいい)


そう思いベットに倒れ込みそのまま眠りについた


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