第10章 終戦
來「はぁ?そんなもん、できっこ無い…………………なぁっ?!」
私は檻を壊す。もちろん、術を使わないで、素手で。
権五「嘘だろ…………」
足「すごい…………」
涙「壊せたけど?」
來「くそぉっ!!涙雨!てめぇ!」
涙「うるっさいなぁ。いい加減気付きなよ。あんたと私じゃ勝負になんねぇよ。」
來「うるせぇ!操られてた癖に!!」
涙「だーかーらー、あれは油断だって。」
來「黙れえぇぇっ!!!!」
なりふり構わず、來賀が私に攻撃してくる。
私はそれを避け、雷を落とす。
來「ぐあぁっ!!!」
涙「ちょっとなら雷落とせるんだよ、私。知らなかったでしょ?」
來「ま………だ……だっ!」
涙「………そんなに死にたいんだ。まぁ、元々あんたを殺す為に生きてきた様なもん。これで、楽になれるかな。」
私は來賀に向かって、構える。
涙「じゃあね。」
特大の雷を、落とした。