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【文スト×リボーン】一人の苦しみと話せない話【森鴎外】

第3章 第3話_____ポートマフィア首領、鴎外の過去______


―――ス!....首領!起きて下さい!首領!――
「っ!」
唐突に声が聞こえ鴎外は飛び起きる
声の主は部下の中也だった
「ちゅう、や、くん?」
鴎外は中也の方へ顔を向ける
「ご無事でしたか、首領、倒れてたので吃驚しましたよ」
安心した様で心配した声で中也は言う
「うん......御免ね.....」
そこ迄心配された鴎外は少し恥ずかしそうに頷く

かき氷屋
沢山のシロップを眺めるQとエリスに鴎外
「僕、苺!」
Qが先に決めて言う
「じゃぁ、私はメロン!」
エリスが決めた様に言い
「リンタロウは何にするの?」
鴎外の方へ向く
「.........」
鴎外はある一点を見て固まっていた
鴎外の目に写るのは見覚えの有る者だった
「っ......」
鴎外は腕を握り締めて見ていた
(なんでっ!やだやだやだやだ!!こわいっやだっ!)
そんな言葉が鴎外の頭の中をループしていた
「.....No.103022か.......」
____No.103022_____鴎外がモルモットとしてた時に付けられた番号だ
「っ」
鴎外は怖くなってその場から逃げ出した
「あ、待て!」
研究者は鴎外の後を追う
「ちょ、首領?!」
中也は慌てて鴎外達の後ろを追ってく

鴎外は、逃げた
後ろを時々振り返りながら
鴎外は怖くなったのだ
_____自分の力で殺した筈の人間が居たのだから_____
「っっ!何でっ!!」
その事ばかりが頭の中を回転していた
だから自分の身が危険になる事も気が付けなかった_____

「っ、捕まえたぞゼェゼェ」
息切れしながらも鴎外の腕を掴んだ研究者
「離してっっ!」
鴎外は腕を掴む手から逃れようと必死に藻掻く
「うるせぇ!」
研究者は鴎外の腕を強く掴む
「やだっ!!離してっ!!」
鴎外は逃れようと必死に藻掻くが足場が悪い
ガラッ
「「え?」」
引き返すのには遅かったのだ、2人して
海に落ちて行った
「首領!!!!」
中也が着いた時にはもう遅かった
「.........」
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