第13章 今夜は朝まで離さない/後編/R18
今日 この後、
いよいよ信長様と対峙する。
信長様だけじゃなく
俺が出向けば秀吉さんや他の武将も同席するだろう。
それでも、どんな修羅場になろうと俺は負けない。
莉菜さんに沢山の力を貰ったから……
「ねぇ、クナイは何が好物なのかなぁ?やっぱり木の実?」
「きぃ!」
「そうだな… 虫もけっこう好きらしい」
「虫っ!!」
…ーーだけど、城に行く前に もう少しだけ。
「莉菜さん、」
「え?…んっ」
朝陽の眩ゆい光のもと、熱いキスを交わす。
キスが深まるにつれ 昨夜の情事が鮮明に蘇り…
俺は改めて、莉菜さんと ひとつになれた喜びを噛み締めた。
ー おしまい・あとがきへ続く ー