第13章 今夜は朝まで離さない/後編/R18
「はぁ、はぁ、はぁ… 莉菜さん…… ありがとう…」
あまりに心地よくて しばらくされるがままになってたけど、
これ以上は持ちそうになくて自ら終止符を打った。
「やり方とか、色々間違ってたかも…… ごめんね」
股間から顔を上げ、申し訳なさそうに謝る莉菜さん。
そんな事はない。
後半のテクにはかなり驚かされた。
「いや、すごく気持ち良かった… あの技を自分であみ出したのはすごいな」
「んー… 自分で、って言うか……」
…?
"って言うか"??
自分で考えたんじゃないなら どこで得た知識なんだろう。
小さな事が いちいち気になってしまう。
「佐助くんの真似をしただけだよ」
「…え」
「さっき佐助くんが私のをしてくれた時のことを思い出しながら、同じようにしたの」
「…………」
「私、すごく気持ちよくさせてもらったから… 今度は佐助くんが気持ちよくなってくれたらいいなって思って……」
莉菜さん………
「駄目だ」
「ん?」
「俺、もう」
(ドサッ…)
「あっ!」
正座していた莉菜さんを、布団に押し倒した。