第13章 今夜は朝まで離さない/後編/R18
(ちゅぽん…)
熱気で眼鏡が曇りだした頃、ようやく指を引き抜いた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「莉菜さん、大丈夫?」
「…っ…… はぁ、はぁ………」
すっかり蕩けてしまった莉菜さんの横に、静かに寄り添う。
すぐに挿入したい気持ちもあるけど 少し休憩を挟んだ方がいいな……
莉菜さんの前髪を手櫛でときながら この後のプランを考えてると、
「さ、佐助くん」
虚ろな目で、莉菜さんが俺の名を呼んだ。
「ん…?」
「あ、あの…」
「疲れた?どこか痛むところはない?」
「だ、大丈夫。それより、あの………」
「…?」
言いにくそうだな。
どうしたんだろう。
「わ、私にもさせて……」
「え?」
「佐助くんの、を…」
「!!」
莉菜さん、それはまさか……ーーー
衝撃で面食らっている間に 莉菜さんは起き上がり、俺の股の間に移動して正座していた。
「莉菜さん…っ」
慌てて自分も身体を起こす。
「しても、いい?」
「いや、それはさすがに」
答えに迷ったのも ほんの束の間、