第13章 今夜は朝まで離さない/後編/R18
「や!」
股を開かせようとしたのに気付かれて、抵抗される。
「…莉菜さん、キスしよう」
「ん…ーー」
もちろん それ以上無理に開かせようとはせず、キスをしながら足の付け根に親指を這わせる。
スリ… スリ… と ゆったりした動きで付け根をなぞっていると、徐々に足の力が抜けて来た。
莉菜さんって性格も素直だけど、身体もすごく素直だな……
(グイ)
「きゃっ!?」
抵抗する力が弱まった隙をつき、
すかさず莉菜さんの右足を自分の膝で挟む。
拘束するみたいで申し訳ないけど こればかりは仕方がない。
「ごめん。足を開いてないと、ちゃんと触れられないから…」
「う…… わかっ、た」
多少不安そうではあるけど我慢してくれるみたいだ。
時間をかけて、ゆっくり緊張をほぐしていこう。
長期戦で行くことに決めた俺は、莉菜さんの頭の下に左腕を入れて腕枕をした。
少し頭を前傾させることで彼女自身、自分が何をされてるのかを見えやすくするためだ。