第14章 カマカマオーカマ
急遽歓迎会が近い日にやることになったらしい
何でかはわからないけれど…
今日は下見で歓迎会をやるところに来ました
赤いカーペットが引いてあり、なかなか広い所だ
(とても汚いけど)
「あらぁ?いらっしゃいお嬢さん」
『!?』
なんなの?
ここの人達って知らぬ間に後ろに居ること多くない?
気配すらしないんだけど忍者?忍者なの?
『ク、クラウンさん…でしたっけ?』
「そうよ~ここはアタシのエリアなの
下見しに来たんでしょ?広いし見た目が良いから採用されたみたいでねぇ」
【説明しよう!ここの小説の世界ではクラウンはオカマなのだ!】
前はこんなバリバリ オカマ口調してなかったじゃん…
もしかして吹っ切れた?
『あー…ははは…とてもいい場所ですしね…』
机が並べられており、奥には小さい土台が見えた
準備は満タンのようだ
「と・こ・ろで貴方、ダンスの相手もう捕まえた?」
『えっと…はい…ドクターが私の相手です』
「まぁ!あらあら…どうしてドクターなの?」
『誘われたので…クラウンさんはどなたとやるんですか?』
「うふふ…それはねぇ…」
その後会話は弾んで久々に楽しめた気がする
踊る場所も自分が立つべき場所も確認したし帰るか
『今日はありがとうございました…長々と会話してごめんなさい』
「いいのよ~お互い楽しめたし謝らなくたって!」
慣れたら普通に好い人と化したな
「また、当日会いましょ」
『それでは…』
うん、今日は当たりの日だった
素晴らしい一日を過ごしたぞ!
ちなみにクラウンの相手はマイケルだったことに少し笑ったのは内緒