• テキストサイズ

愛欲ノ奴隷【R18】

第3章 脱走


灯翠は、シャワーを浴びていた。

あのあと、男がバスタオルを持って入ってきて、灯翠の拘束を外し、バスルームへ連れていったのだ。

目隠しも首輪もとられ、1人でシャワーを浴びている時間は、幸福だった。

そこで、灯翠ははっとする。

今、灯翠は拘束を解かれている。
奴隷の証である首輪もついていない。

もしかしたら、逃げられるかもしれない。

失敗したら、どうなるかわからない。
しかし、このままここにいても、地獄であることに変わりはなかった。

毎日シャワーを浴びさせてもらえるとも限らない、
今しかない…

灯翠はシャワーを止め、脱衣場に出てバスタオルで身体を拭き、それを巻いてゆっくりと脱衣場の外へ出た。
/ 23ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp