• テキストサイズ

螺旋~幸せはそこにあると思ってた~【気象系BL】

第2章 その世界でしか生き方知らないの



「おはようございます」
「おはよー」

受付嬢に軽く挨拶をして 
自分のデスクがあるフロアに向かう

一応 大手IT企業の プログラマーだったりする

潤くんに 俺の職業は言ってない
童顔をタテにして 大学生って事になってる

何時だったかも
俺の家に来た時 ずいぶんいいとこだね って
親が金持ちで仕送りしてもらってるんだ って

隠す必要あんのか? って

あるだろ そりゃ

潤くんは 可愛い俺が好きなんだ
ふわっとして ふにゃんとして
愛されオーラ全開の 『可愛いカズくん』が

俺の職業は 潤くんのイメージする俺の職業じゃない

ああ 勘違いしないで欲しいな

嘘ついて 楽しんでるんじゃない

好きだから
相手の思う自分でいたい って思うんだ

でも あいつは 違う

好かれようとも 思わないし
あいつも 好かれようとは 思ってない

ただ セックスするだけの 関係

それだけだったのに…



どうすんだろ 俺 どうしたいんだろ

潤くんと離れるなんて考えられない
けど
確実に 物足りなくなってる俺がいる


駄目だ…

今日こそは 家に帰って
何も考えないで 酒飲んで寝よう

ここんとこ あいつのとこでセックス三昧だったから
腰も痛いし 寝不足だし


/ 18ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp