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白蛇さんに捕まりました!!

第1章 寄り道しようとしただけなんです。



神様だと言われて、
普通ならポカーンとするとか、何言ってんだコイツとか思うだろうけど、(ああ、神様だったのか)と納得した自分がいる。

「じ、じゃあ、時々何かと話していたり、猫も紙1枚で出してたよね!?ㅤそれもお兄さんが神様だから出来たの?」

「そうだよ。猫もよく来ていた小鳥も全て私の式神達だ」

何と!小鳥まで式神だったとは。何が本物で何が式神か分からなくなってきた。前はマジックだと言っていたのに。
ほーんと関心している間、白蛇さんは近づき、パシッと手を掴まれる。

「っというわけで、思い立ったが吉日。今日からは私の花嫁だ。屋敷まで来ておくれ」

キラキラと、イケメンでそんなお顔をされたら益々眩しくなるっ!小さい頃で少しは耐性ついたと思っていたのに!!
ぐっと目を細める。

……んっ?ㅤ今なんと?


「おもっ!?ㅤや、屋敷!」

振りほどく前に、白蛇さんは私の手を引いた。グラッと前へ傾き、倒れると感じて目を瞑った。かと思うとぽふっと包まれた。
何だか良い香り。落ち着く……。
目を開けると白蛇さんがとても至近距離にいた。私って何か変なフェチでもあるのだろうか。
自分の変な性癖を疑っていると白蛇さんが口を開いた。

「じゃあ、これから屋敷まで飛ぶけど、具合が悪かったら言ってね」

私が返事をする前に、地面が光り目眩がした。

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