第15章 第十四話
「断じて俺はやっとらんっ!」
「あ゛〜もーっ!!」
「wwwwwww(ピスティ)」
「笑い事じゃないだろう、ピスティ…」
「シンドバッドコロス…イマスグニデモキリキザンデウミノモクズニシテヤル…」
皆がわちゃわちゃやってる中、私は心の中で溜息をついた。
どーせ夏黄文の仕業だろう…←
なにせ、さっきから霊圧っぽいのが不安定だから。
そして後紅玉。カタカナは読みづらいよ?←
そんなことを考えていると、ふと、白龍と目があった。彼はアイコンタクトをしてきた。
えーと、なになに…?
『ヒドイメニアイマシタ』
「」
よく見ると、彼の手に薄っすらとながらも引っかき傷があった。
服も、端のほうが僅かながらも綻んでたり、破れてたり…
あぁ、大方、荒ぶった紅玉の被害にあったか…
ご愁傷さま……
その後、ヤムライハさんが魔法でシンドバッドさんの無実を証明して、それでもなおごねる夏黄文を白龍が止めて、始末がついた。
(あ、ジャーファルさん、夏黄文にツバ吐いた)