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繫がる物語

第11章 第十話


シンドリア王宮・食堂

「「うーん……」」


 どうも皆さん。ジャーファルです。

 今私はエルアと共に、食堂の柱の陰で、とある二人の様子を見て、思わず、抑えながらも唸ってしまいました。

 シンが煌に行ってから、私は普段の政務はもちろん、バルバッドでのことの処理なんかに追われるようになったのですが、特にやることがないからとエルアが手伝ってくれ、取り敢えずは任務を完了できました。
 にしても、エルアの書類の処理は凄く効率がよく、こんなに早く終わるとは思ってなくてビックリでしたが。

 ま、そんなことよりも、それらでエルアと親しくなれて嬉しいというのが一番ですかね。
 実は、彼女を落下から助けた時から、少しだけながら気になってたので……





 最早、エルアは私のむすm…ハッ!私としたことが、話がそれてしまいましたね。





 そんなこんなな私達だったのですが…たった一つだけ、クリアーできない任務が出てきたんです。













「またちゃんと食べてくんないかー…」

 それは、とある二人、そう、アラジンとアリババ君の元気を取り戻す、という任務。

 二人共、ショックでか食欲が全然なく、殆ど食べ物を食べてくれません。それに比例して、彼らの元気も無くなっていって……
 モルジアナも頑張ってくれてるんですけど、精々スープしか、おまけに数口だけしか口にしてくれない、とのことで…。

 こればっかりは……どうしましょうか……
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