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黒子のバスケ  ~俺の愛する人たちへ~

第11章 happysmile  ~氷室辰也~


辰也side


今日は香音の誕生日だ
俺は香音の、優しさ、その笑顔に惹かれて付き合うことになった
だが、なかなか、部活で会えずにいた
だからこそ、だからこそ今日という日を何よりも大切にしたい


「ごめん!! 辰也! 待ったぁ?」

「いやぁ、俺もいまきたところだ じゃあいこっか」


「うん!」

いつ、渡そう
タイミングが分からない


俺は、彼女の好きそうなネックレスを準備した


「でねー そこでねぇ、むっ君がねぇ」


彼女は自分の誕生日ということも忘れてるように楽しそうに話してる


俺はそんな香音も大好きだ
だからこそ、いつ渡すかが分からない

俺は、いつもはクールにふるまっていたが
今回はそんな余裕がない

彼女の前ではどんなことも通用しない
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