第5章 浪人いやだあ 山崎退
今は四月そして私の浪人が決まって早2週間。
受験生3度目だぜコンチクショウ!やってらんないよ!
高校は浪人とか無くて単に志望校に行けるか行けないか。それに私の場合だと家から近いか遠いかで決めたのでそれほど苦労はしなかった。それに元から大学に行く予定であったので最終学歴にならないというのもあったかもしれない。
はあ、もう嫌だ。またあの大変な時期を過ごさないといけないとは…
志望校とは言っても半分親に決められたところがあるのでなかなかやる気にはなれない。
さがるんはいいなあ。今頃大学生エンジョイしてんだろうな…辛い…
悔やんでいても仕方ないと思い、机に向かいペンを握るのだがなかなかやる気が出ない。
とりあえず一問解いて休憩しスマホを見ているとlin●が来ていた。愛しの彼氏さんからである
「久しぶり!」
「最近どう?」
「体調崩してない?」
と来ていた。なんだかよくわからないが泣けそうになった私。
「お久!」
「もう病みそう笑」
「大丈夫だよ!さがるんは?」
打ち終わると待っていてくれたのかすぐに既読も付き
「電話していい?」
と来ていた。すかさず私は
「うん!」
と返すと本当にすぐに電話がかかって来た。