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POLLUTE 没ネタ[R-18込み]

第2章 2


「母様、友達ができました!」
そう言って嬉しそうに笑うルキアを見て、私は微笑んだ。
「今度紹介してくださいね。」
「はい!」
貯金は、底をついていた。







「そろそろ、復隊をする気はないのか。」
来賓室にて、六番隊隊長である朽木銀嶺に言われ、私は曖昧に笑った。
「聞くと、流魂街の者を養っているそうだな。今の収入では、やっていけないのではないか?」
「………」
思わず黙り込むと、隊長は再び口を開いた。
「もう一度聞く、復隊する気はないのか」













復隊を決め早一月。
空席だと言われた三席に着任することになり、毎日流魂街に帰るのは困難だと言われ、私はルキアに別れを告げた。
「恋次くんたちと仲良くするんですよ。月に一度は帰ってきますから。」
「母様……本当に行ってしまわれるのですか?」
「ええ、恋次くん、ルキアを頼みますね。」
ポン、と少年の頭に手を乗せると、任せてくださいと言われ私は笑った。
立ち上がり精霊廷のある方へと身体を向ける。
「では、行ってまいります。」

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