第2章 いとしい -となりの坂田。-
さかたん、爆乳で外国人の金髪おねーさんが好きだったなんて…!
この本を見つけた時は本当に驚いたし悲しかった
だって、だって私の胸は
Bしかないんだもん
いっつも最中に「こいつちっちぇーなー」とか思われてたんじゃ、なんて青ざめた
そしてさかたんは今、困ったような笑顔でこっちを見てる
『…さかたん、こういうのが趣味なの?』
信じらんないよ、と言いそうになるのをぐっと抑えて聞いてみる
するとさかたんは私に1歩近づいて
「ちゃうねん、それ志麻くんが勝手に持ってきて置いてったやつだからさあ」
『ふーん』
なんだ言い訳か。信じらんないよ、だ!
するとさかたんはわたしの頭を撫でて、そのまま引き寄せる
こつんっておでことおでこが当たってて、なんだか恥ずかしい
申し訳なさそうな顔でさかたんがこっちを見てくるのも、なんだか照れてしまう