Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]
第9章 ユメユメ
照れているようで、下を向いて礼を言っているなまえ。
「なまえ、」
「は、はい。」
なまえのそばに行き左手をとる。
「おれにはお前しかいねェ…海賊だが、絶対にお前を幸せにするよ。お前を守る。だから、おれたちの目的が達成しても…一緒に居てくれ。」
「ロー…?」
戸惑うなまえの薬指を指差し、
「ここの意味くらいわかるだろ?」
おれは言った。
「将来、大物になる男の妻だ。不足はあるか?」
「…ありませんっ…‼」
また、涙を流すなまえを抱きしめる。
「私にも、ローしかいないですからっ…」
「クク…知ってるよ。」
唇にキスを一つ落とし、気味の悪い門を出て麦わら屋の船に足を進めた。