• テキストサイズ

ここはシリーズif短編【HUNTER×HUNTER】

第4章 上司はイルミさん






どれくらいそうしていたのか慌ててお弁当をかき込みながら業務を進めて気が付けば午後の業務も目まぐるしく過ぎて行き終業のチャイムが耳に届き脱力する



(……………残業決定………ですね……)



終えても追加終えても追加で私の業務スピードでは捌ききらず昼休みと同様書類は残っていた


お疲れ様です!なんて帰って行く人波の背中をチラリと見た後に引き続きキーボードに手をかけて溜息を付く


………私はこの企業のレベルに確実に付いて行けていない。
そんな私がどうして此所に座っているのだろう


と、何時も終業後には気分が沈む

しかしまだ3ヶ月、いつか皆の様にバリバリのキャリアウーマンになれる、と言い聞かせ書類に視線を落とし懸命にキーボードを打った


どれくらいそうしていたのかふとオフィスを見渡せば私の部署以外灯りは消えておりシンと静かだった

そして私は思っても見なかった人影に驚いてひっくり返る


「っゾルディックさん!いらっしゃったんですか……」


「………ずっと居たけど。」


「すみません、集中してて全然……」


「だろうね。」


無表情に言った上司は読んでいた雑誌を閉じた

雑誌を読んでいた、という事は仕事は終了しており残業しなくても良い筈だ


/ 53ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp