第8章 結婚式
美和 side
麟太郎「ごめん…美和さん…」
告白した時に振られたのは麟太郎さんに好きな人がいるからだった
美和「誰なの?」
麟太郎「……義理の娘のって言うんだ」
驚いたし、呆気に取られた
けれど──…
愛している人を語る麟太郎さんは輝いて見えた
そしてちゃんには申し訳なかったけど嫉妬した
でも──…
『初めまして…です』
天使かと思った
私でも惚れ惚れとしてしまった
絵麻ちゃんとは違い大人しいけど、芯のある目をしていた
美和「(麟太郎さんが惚れたの分かっちゃった)」
美しい子。穢れを知らない子
守りたいし、守ってあげたい