第8章 結婚式
愛してる。愛してる。愛してた
麟太郎「っ…」
ボロボロと涙が零れる
もっと早くと出会ってたら…違う。僕がもっと遅く産まれてたら
『じゃあ何ですか?私は知らない人達と、実の姉でもない絵麻さんと家族ごっこしないといけないんですか!?』
麟太郎「すまない…」
けれど手放せれない
美和「麟太郎さん…本当にちゃんの事が好きなのね」
麟太郎「君にも申し訳ないと思ってる…」
あぁ、なんて自分は卑怯なんだろう
美和「ふふ、分かるわ。ちゃんが好きって告白された時はどうしようかと思ったけど、とても美しくて可愛い子なんだもの」
美和さんは否定せずに肯定してくれた