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【短編集】My Favorite【R18】

第8章 どうして○


ネットのエロ広告でたまに見る、痴漢されたけど気持ち良くて感じちゃう女の子みたいな…そんな状況とよく似ているじゃないか…。

少し違いはあるけど。

俺が抵抗せずに受け身でいたせいか、男の手つきは段々思い切ったものになり、肩を掴んでいたはずの手はズボンのチャックを下ろしていた。

男の荒い鼻息が頭のてっぺんにかかり、ゴツゴツした大きな手が下着の中に入って来る。

「……!!」

男の手は下草を軽く撫でた後、俺の陰茎を包んで緩く扱いた。
普段ならもどかしいはずの動きが、やけに強く感じる。

(自分の手じゃ、ないから…か…?)

しかし時と場所がある。
ましてや満員電車の中なのだから、人に見つかれば大変なことになるに違いない。

俺はもう一度男から離れようともがいたが、陰茎を強く握られて亀頭をグリグリと捏ねられ、一瞬で体の力を抜いてしまう。

「!!」

(ちょっ!そこ、弱いんだって…!!)

ガクッと折れた膝に力を入れ直し、唇を噛み締める。
心の中で抗議しても無駄なのは分かっているが、叫ばずにはいられなかった。

(くっ…さっきまでと、全然動きが違う…っ)

俺が実にわかり易い反応をしてしまったので、男は亀頭を集中的に弄り始めた。

指先で鈴口をほじくり、カリの周辺をしつこく撫でる。
牛の乳搾りのような手つきで茎も扱かれ、男のテクニックによって射精感を高められた。

(で、出るっ!)

「は………っ」

込み上げた吐息を咳のように出すと、体から緊張感が一瞬だけ消える。
その瞬間、俺の陰茎は灼熱を放出した。
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