第6章 女王様は#
腰を打ち付け子宮口を連打し、動かない私を徹底的に叩き潰そうと、レイがその猛りに力を集中させる。
より肥大した亀頭が私のナカを我が物顔で暴れ回り、とめどない愛液をジュポジュポと蜜口から零れさせた。
堪え難い快楽の大嵐。
快感を通り越して最早苦痛だ。
私は自分の行いを悔やみ、そして屈服した。
「…どうやら、限界のようですね。壊れてください…女王様。」
レイが背後で小さく呟くと、肉槍が一際強く奥に押し込まれ、戦慄するほど深い場所にぶつかった。
舌を突き出し、爆発した脳が真っ白にショートする。
「んァぁあああっ――――!!」
部屋に響いたこの叫びは一体誰のものなのか…
自分の声だと分かった時には、私は意識を飛ばしていた。
「……もう終わったのか。全然手ごたえ無かったですね…。」
全身を痙攣させてシーツに沈んだ彼女を冷酷に見下ろし、レイは溜息を一つ。
ただの屍のように動かない彼女は、女王の面影など一切見受けられない肉人形だとレイは揶揄した。
「俺の役目はもう果たせたんで…」
レイは乱暴に猛りを撃ち付けると、彼女の子宮に命の飛沫を解き放つ。
白い灼熱の禊を時間をかけて注ぎ、未受精卵にねっとりと粘液を与えた。
「ぁ、ぁ…」
意識が無くても喘ぐ彼女を最後にもう一度串刺して、レイは彼女を離した。
やり切ったのだ。
何も残したことは無い。
「…サヨナラです。」
静かな部屋に、哀しく佇む別れの言葉。
この夜の後、レイの姿を見た者は誰一人としていなかった――――