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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第27章 真選組のデート


総悟「名無しが、俺以外の奴の事で泣いてるからでさァ」

総悟は決まり悪そうに小さく呟いた。

総悟「俺の事で泣いてるなら俺が何とかしてやれるのに、辻のことで泣かれちゃ俺には何も出来ねぇ」

その言葉のせいで止まっていた涙がまた溢れ出す。

もう自分でも何が悲しくて涙が出てくるのか分からなくなった。

名無し「何で…優しすぎるよ…」

総悟「好きな人が泣いてたら何とかしてやりたいって思うのは当たり前でさァ」

総悟の口から出た"好きな人"という言葉に驚いて持っていたコーヒーを落としてしまった。

まだ開けていなかったから良かったものの、待合スペースにカランと大きな音が響いた。

名無し「い、今のって…///」

総悟「かなり前から俺は名無しのことが好きでさァ。

俺以外の奴で一喜一憂してたら腹が立ったり、余裕が無くなるくらいねィ」

あまりの衝撃にコーヒーを拾うことも忘れ、頭の中はパニック状態。

ずっと好きだった人から告白されるなんて初めてだから何を言ったらいいかわからない。

しばらくの沈黙の後、近藤さんたちが秋夜の病室から出てきた。
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