真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】
第15章 真選組の秋祭り
名無し「ん………」
目が覚めると布団にいた。
たしかこっちの世界きてすぐの時もこんな事あったな…
ゆっくりと体を起こす。
名無し「ここ…」
銀ちゃんの部屋だ。
ススっ―――――――――
神楽「お、名無し起きたアルか!!銀ちゃーん、名無し起きたネ!」
神楽が襖の前で叫ぶ。
名無し「神楽、今何時か分かる?」
神楽「えっと、23時ヨ」
私何時間気失ってたんだろ。
23時…お祭り終わっちゃったな。皆に迷惑かけちゃった…
総悟「邪魔だチャイナ、名無し大丈夫か!?」
総悟が焦った様子で部屋に入る。
名無し「うん、ごめん…」
土方「謝るこたぁねーよ。それより体調はどうだ?」
名無し「土方さん!まだ身体が重いんですけど大丈夫です」
銀時「大丈夫かぁー?」
名無し「私なら大丈夫。これ銀ちゃんの布団だよね、ありがとう」
銀時「おう。それより総一朗君に感謝しとけ。名無しをここまで運んだのこいつだから」
総悟が運んでくれたんだ。
総悟「旦那、総悟でさァ。驚きやしたよ、いきなり倒れるから。一番近かったんで万事屋に運ばせてもらったんでィ」
名無し「ありがとう、総悟。ごめんね、重かったでしょ」
総悟「俺ですぜ?重いわけないんでィ」
総悟の無邪気な笑顔に心が痛む。
今から話さなきゃならないのに…