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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第15章 真選組の秋祭り


空が紫色に染まってきた頃、普段ならひっそりとした神社に祭囃子の太鼓や笛の音が響いている。

参道には色鮮やかな着物をまとった若者で賑わっている。

そう、今日は秋祭りなのだ。

そんな中普段と変わらぬ隊服で普段と変わらぬメンツで集まっているのは私達真選組。

秋祭りの警備は毎年真選組が行っているらしい。

名無し「良いなぁ、私もわたあめ食べたいって〜」

子供たちが嬉しそうに溶かしながら食べているわたあめを見て私は呟く。

土方「仕方ねぇだろ、仕事なんだから」

近藤「トシぃ、俺も金魚すくいやりたいんだが…」

土方「てめぇは一体いくつだ!!」

あ、金魚すくいも良いなぁ。

ザキ「あの、副長…?」

土方「あ?何だ?」

ザキ「沖田隊長がいません…」

ほんとだ。さっきまでいたのに総悟はどこにも見当たらない。

土方「あいつはまた…」

土方さんは参るように額を抑えた。

土方「総悟のヤロー、毎年毎年サボりやがって…」

名無し「私探して来ましょうか?どのみち見回り担当ですし」

土方「悪ぃな、頼む」

さぁて、わたあめわたあめ〜♪

あ、違うよ!?総悟を探すついでにちょっとわたあめ食べるだけだから!!

何て1人で言い訳をした後に私は人が行き交う参道を歩き始めた。
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