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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第15章 真選組の秋祭り


名無し「ちょっと自販機行ってきまーす」

朝から何も飲んでないせいで喉はカラカラ。

土方「早く戻って来いよ」

名無し「はぁい」

宿の横にあった自販機まで戻った。

さっき買っとけば良かった。

??「相変わらず暴れるのが好きなようだな、真選組は。なぁエリザベス」

こんな朝早くに起きてる人いたんだ。

声のする方を見ると白い生き物が立っていた。

名無し「うわぁっ!」

ペンギン?みたいな天人だ。何かおばけのQ〇郎みたい。

??「驚かせてすまない。エリザベスこっちにおいで」

声の主は長髪の男性だった。

あれ、どっかで見たことのある顔…

名無し「あぁぁぁぁ!桂っ!!」

この人指名手配されてる攘夷浪士の桂小太郎じゃん!!

桂「ん?その隊服…真選組か?女がいるとは聞いていないが…」

捕まえないと!!

咄嗟に刀を抜いて桂に振り下ろすも止められる。

桂「ほぉ、いい動きをするな」

名無し「さっき攘夷浪士倒したばっかなのに!」

もうあまり体力が残っていないのが辛い…!

桂「何て荒々しい剣だ。貴様なかなかやるじゃないか。名は何という」

名無し「知りたきゃ屯所で教えてあげるよっ」

総悟「名無し、しゃがみなせぇっ!」

桂の足を引っ掛け私は地面に転がった。

バランスを崩した桂に向かって総悟がバズーカを打つ。

カチッ、ドーンっ!!―――――――――

名無し「やった!」

と思ったのもつかの間。

桂は刀を地面に突き刺した反動で宙に浮かび総悟のバズーカを避け、そのまま屋根に飛び乗った。

桂「なかなかいいコンビネーションだったな」

そう言い残して桂は消えた。

エリザベスと呼ばれていた天人も桂に続いて姿を消した。

総悟「チッ、逃しちまいやした」

土方「桂が現れたってか!?」

土方さんが後からやって来る。

名無し「土方さん!はい、逃げられましたけど…」

土方「あいつはいつも捕まえられねぇんだよ。"逃げの小太郎"って呼ばれるくれぇだからな」

名無し「あんのヅラ〜!!」

桂「ヅラじゃない、桂だ!!」

屋根から顔を出した桂が叫んだ。

土方「桂ぁぁ!!」

総悟「カーツラァァァ!!」

桂「おっと、悪いが失礼する」

桂は再び消えた。

何だか変な人だったな…
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