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ダーリン・イン・ザ・フランキス

第13章 「 She us Goddess 」






初めて、彼女を見た時


私は《女神様》の様に見えた。


最初は何故か分からなかったけど、


彼女は周りの人間よりも


優しく平等に愛してくれるから


常に笑顔を保っている彼女が羨ましかった。











「………ふぅ。」










やっと読んでいた小説も見終わり、
イクノは一人腕を伸ばしていた。









「女神様、か……」










《女神》とは、
多神教においては往々にして神にも性別が存在しその女性に対して女神と称されている。










「(私にとって、女神様はただ一人…)」










その彼女の顔が浮かび上がり、
イクノはギリシャ神話の本を取り読み始めた。










「あれ、イクノ…またこの本読んでるの?」









イチゴが部屋に入ると、イクノにそう言い
彼女の横に腰掛けた。









「へぇ…神様にもこんなに色んな種類があるんだ」






「えぇ、…この神様はイチゴに似てるかも」









イクノはとあるページの神様を指差すと、
イチゴはそれを見て顔を真っ赤にして怒った。








「何で私は嫉妬の女神《ヘラ》なの!!」






「ごめん、反応が面白いと思ってつい(笑」






「もうっ…」










様々な神様の種類を見ていると、
二人は息ぴったりに指を指していた。








「「これ、ゼロに似てない?」」







「えっ、イクノも同じ事考えたの?」






「イチゴも?…やっぱり、ゼロにはこれが似合うと思ったからね」










二人は互いに笑い合い、
勝利の女神《アテナ》を見つめていた。










「「(私達の勝利の女神様は彼女だけだから)」」











***








いよいよ今週は、
9'a君が出てくる回…絶対に見ないと損ですね!!
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